BLOG|矯正の本音

矯正歯科に関する正しい知識や情報のご提供、医院の活動のご報告などを連載していきます。

2017.03.10

乳歯列期の状況

こんにちは。
メープル矯正歯科の山口です。

最近当院では、親御さんから小さいお子さんの歯並びについての相談に来ていただくこともかなり増えてきました。ご自身が矯正をされているパターンや、ご兄弟が矯正を始めて下の子も気になるパターンなどきっかけは様々ですが、このように早いうちから意識してもらうと、歯を抜かない治療の選択肢も広がる可能性があるため、とてもおすすめできるかと思います。ただ、皆さん気になるといっても個人の感覚で、どこを見ればいいのかというのはなかなかわかりにくいのではないかと思います。そこで今回は一般的な乳歯からの生え変わりやチェックしてもらうポイントなどを説明していきます。

■0歳から0.5歳
生後半年ほどで、下顎中切歯(下の前歯)がまず生えてきます。
・この歯は基準となる歯がない状態で生えてきますので、きちんと真ん中ではない可能性がありますが、特に気にする必要はないかと思います。

■0.5歳から3歳
3歳前後になると乳歯が全て生え揃い、ばらばらに生えてきていた歯も隣の歯に影響されてきちんと並んでくる時期になります。
・この時期には、歯が生え揃うにつれて隙間があったり少し気になる部分もあると思います。ただ、顎の成長スピードなどもありますので、気にしすぎる必要はない時期かと思います。



■3歳から6歳
6歳頃になると、第一大臼歯(親知らずを除いて奥から2番目の歯)が永久歯へと生え変わり始めます。この時期に生えてくるため、この歯を6歳臼歯と呼ぶこともあります。そして顎の大きさも大きくなるため、並んでいた歯に少しずつ隙間が空いてきます。これは永久歯が生え揃うスペースとなるため、必要な隙間です。
・この時期にチェックしてもらうポイントとしては、第一大臼歯がしっかりと生えているかということです。この歯が歯列の基準となるため、不安定だとしっかりした歯列になりにくくなります。また、永久歯が生えるためのスペースが歯と歯の間に出来てきているかも同時にチェックしてみてください。乳歯と永久歯の簡単な見分け方は、色だと思います。乳歯は色は白く、永久歯はやや黄色の色をしています。


■6歳から12歳
12歳頃に第二大臼歯(一番奥の歯で12歳臼歯とも呼ばれます)が最後に生えて、全てが永久歯に生え変わります。
・この時期は永久歯に生え変わる時期になるため、チェックすることも増えてきます。歯の並ぶスペースが無いと叢生(乱ぐい歯、デコボコ、八重歯)になったり、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口、反対咬合、しゃくれ)になる可能性があるため、チェックをしてください。また、臼歯(奥歯)も水平方向にズレていないかをチェックしてみてください。この位置がズレていると、交叉咬合(クロスバイト)になる可能性があります。






この様に、成長段階に応じて気にしてもらうポイントは変わっていきます。これはあくまでも平均的な例を挙げたものなので、個人差は出てきますが見てもらうポイントは同じですので、このことを少し意識してお子さんの歯列をチェックしてあげてください。その上で、気になることやわからないことなどありましたら、私達矯正専門医がしっかりと検査し、診断を行ってからアドバイスや治療を行っていきますので、お気軽にご相談ください。