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CLINIC
院長ブログ
2017.4.12
理想の口元について

こんにちは。
メープル矯正歯科の山口です。

今回は、理想の口元についてお話していきたいと思います。

美的感覚と言うのはもちろん一人一人違いますので、絶対的な正解と言うのは存在しないのですが、私たち矯正歯科医が治療を行う際に口元の変化について注意して見ている点がありますのでその点を紹介していきます。

1. スマイルライン
2. リップライン
3. ガムライン
4. 口角(こうかく)

代表的なチェックポイントとしては上のようなものがあります。

1のスマイルラインと言うのは上の歯の先端を結んだラインのことで、緩やかなカーブになり、下唇に沿うのが綺麗だと言われています。もちろん歯の形状や顎、歯槽骨の状態などによって直線的になる方もいますが、出来る限り理想のラインに近づけるように叢生(乱ぐい歯、八重歯、デコボコ)などの治療を行っています。

2のリップラインとは笑顔になった時の上唇のラインのことを言います。リップラインは直線に近くなるのが綺麗とされており、その状態に近づくと笑顔の時に上の歯がほぼ見えている状態になります。このラインが上に上がりすぎるとガミースマイルと言われるハイリップラインになり、逆に下がりすぎるとローリップラインと言われる状態になります。

3のガムラインとは歯茎のラインのことです。笑顔の際に片方の歯茎だけ見えているのは見た目があまり綺麗で無いため、左右対称の形状になるように注意しながら治療を行っております。

4の口角はよく聞く言葉かもしれませんが、唇の両端のことを言います。口角を上げて笑う事によって笑顔が明るく見え、若い印象を与えるポイントとなっています。

このように様々なチェックポイントに注意しながら治療を行い、咬み合わせや見かけ上の改善に貢献できるように日々努力しています。検査・診断の際に皆さんの美的感覚など気になることがありましたらそちらも考慮しながら計画を立てていけたらと思いますので、気になることがありましたらお気軽にご相談してみてください。