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CLINIC
院長ブログ
2012.3.31
小児の矯正の経過

下あごの劣成長のために出っ歯を呈している患者さんの6か月の経過です。

使っている装置は、取り外しの装置バイオネーターのみです。
この装置の大きな特徴は、下あごの成長を促進させる働きがあり、出っ歯によく効く装置です。単純な装置ですが、効くんです!!

その他にもネジを組み込むことにより、土台を広げられます


↑バイオネーターの真ん中が広がっているのが分かりますか??
土台を広げる理由としては、歯の凸凹を解消し、将来、永久歯を抜歯しないで並べるのが目標だからです。
骨が柔らかい小児だからできるんです(^_^)/
これがおとな矯正と大きく違うところなんです。

経過を見ていきましょう。
劇的な変化ではないですが、いい反応が出ています。

↑下あごの前歯に注目すると、前方に成長している様子が分かると思います。


↑土台が広がったことにより、内側に入っている歯に少し並ぶゆとりが出てきています。
もう半年経つともっと違いがはっきり分かると思います!(^^)!

小児矯正の最大のメリットは
1.あごの成長を整える
2.歯の凸凹を解消できる
これらによって、将来おとな矯正になったときに抜歯する可能性が低くなるわけです(^_^)/