こんにちは。
メープル矯正歯科の山口です。
矯正治療を考える際に、治療中の見た目を気にされている方もまだ多くいらっしゃると思います。一昔前はこの矯正治療中の見た目に関してが、治療をしなかった大きな理由となっていました。
矯正治療は、一昔前と比べるとかなり進化してきています。以前は金属の矯正装置(ブラケット、ワイヤーなど)を使用して治療を行っていましたが、最近では白くて目立ちにくいブラケットや歯の裏側に矯正装置を取り付ける裏側矯正(舌側矯正、リンガル)といったものまで出てきています。
患者さんが気にする矯正治療中の見た目に関しても改善されてきたため、ほとんどの成人の患者さんがこういった矯正装置を選択されています。
ある調査会社が行った調査の中に、「成人の方に、子供のころに矯正治療をしたいと思わなかった理由」というものがありましたので少し紹介したいと思います。
■子供のころに矯正治療をしたいと思わなかった理由(複数選択可)
・矯正装置の見た目:61.8%
・治療費の問題:51.3%
・治療中の痛み:34.2%
・食事などへの影響:11.8%
・受験などを考えて:10.5%
子供のころに矯正治療を敬遠していた理由が、この様な結果となっていました。現在成人している方に子供のころの意識調査をしたという事から、10年以上前の矯正装置や矯正治療に対するイメージと言い換えてもいいかもしれません。先程も書きましたが、一番イメージの多かった矯正装置の見た目の悪さについてはかなり改善されていますし、矯正治療の痛みという問題に関しても弱い力を持続的に掛けることが出来るワイヤーなども主流になってきています。
治療費用や受験などのタイミングは皆さんそれぞれ状況が異なるかと思いますので一概には言えませんが、そういったことを気にしてそもそもご両親に相談せずに終わっているお子さんも少なからず居るようです。
お子さんが自分だけで矯正治療を検討するというのは難しいと思いますし、見た目や痛みといったマイナス要因もかなり改善されてきています。この調査とはまた違う意見などが出てくるかもしれませんので、一度ご家族の方で矯正治療について話し合いをされてみてもいいのではないかなと思います。