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院長ブログ
2019.3.28
裏側の矯正の理由

こんにちは。
メープル矯正歯科の山口です。

今回は、「裏側での矯正を選んだ理由」というテーマでお話していきたいと思います。

最近の日本では特に、裏側の矯正(リンガル、舌側矯正)を見えない矯正治療として選択されるケースが増えてきています。なぜ世界と比べて日本で裏側の矯正が支持されているかというと、矯正装置(ブラケットやワイヤーなど)を装着しているところを見られるのが恥ずかしいと感じる人が多いということが最大の理由ではないかと思います。

裏側の矯正は表側矯正より見えにくい歯の裏側に矯正装置が付くため、特に細かい作業が必要なことがあります。日本人は良く器用な人種だと言われているように、細かい作業を得意とする専門医が多いということも理由としては挙げられるかと思います。世界舌側矯正歯科学会でもよく日本の矯正医が参加しているのを見かけますし、講演している矯正医も比較的多いように感じます。

ですが、細かい作業や専門的な技術が必要な裏側矯正は全ての矯正歯科医院で受けられるというわけではありません。症例によっては裏側の矯正が難しい場合などもありますので、受けられないこともあります。

ではここで実際に裏側の矯正で治療を受けている患者さんに対して、裏側の矯正を選んだ理由を尋ねるアンケートがありましたので、ご紹介します。

■周りに知られないように治療したい
やはりこの理由が一番多いと思います。当院でも、裏側の矯正を希望される患者さんで一番多い理由だと思います。

■食事の問題
これは見た目の問題と少し重なるところがありますが、矯正治療中はブラケットやワイヤーなどの矯正装置の隙間に食べ物が挟まってしまうことがあります。すぐにブラッシングを行なえば問題ないのですが、そのまま放置するのは見た目的にあまりよろしいものではないかと思います。そういったところで、裏側の矯正なら見えないところに矯正装置が着いているので、食べ物が挟まったとしても見た目の問題としては影響が少なくて済みます。外回りの営業の方などで多い理由かもしれません。

■イベントがあるので裏側の矯正を選んだ
結婚式や就職活動などという人生の大きなイベントの前に治療を検討される方は増えてきています。しかし、矯正治療は比較的長い期間矯正装置を着けて治療を行うため、イベントまでの残り時間が少ないと治療が終わらないこともあります。表側矯正だと一旦外してまた装着するなどの時間や費用面での負担もありますが、裏側の矯正だと治療中でも気付かれることなくイベントを迎えられるので選択する人が多くなっています。

この様に、裏側の矯正を選択するメリットというのはたくさんあるかと思います。先程も言いましたが、症例によっては裏側の矯正が難しい場合などもありますので、その際には他の選択肢を提示させていただくことがあります。しかし、矯正治療は長い期間を掛けて行なうものですので、少しでも患者さまの納得がいく治療方法を選択していただけるように努力はいたします。ですので、ご希望の方は遠慮なくご相談ください。