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CLINIC
院長ブログ
2022.7.29
矯正治療が上手く進まない可能性がある人の特徴

こんにちは!メープル矯正歯科の山口です。

今回は、矯正治療を始められた方の中で、なかなか治療が上手くいかずに悩みを持ちやすい人について考えていきたいと思います。

■お子さんのケース
親御さんの気持ちとして、お子さんにはいろいろな習い事を習わせてあげたいという思う方が多いのではないかと思います。最近では趣味を仕事にしたりして成功している人なども見掛けますので、可能性を広げてあげるという事はとてもいいことだと思います。矯正治療をしてあげようという気持ちも、そういったお子さんの将来のことを考えてのことではないでしょうか。

ではそうした中で治療が上手くいきにくい傾向があるのは、時間に余裕がないお子さんです。習い事などで時間を取られてしまうと、つい使用しないといけない装置を忘れてしまったり、治療の予定を入れていても急遽日程の変更があったりとうまく治療が進まないケースが見受けられます。

■成人のケース
これを読んでいる方の中にも、お酒が好きだという方も居られるのではないでしょうか。お酒を飲むとついつい矯正装置を装着するという事が面倒になったり、そもそも着けるのを忘れてしまうという事もあり得るのではないでしょうか。

特にマウスピース型矯正装置などを使用している場合、装着時間をしっかり守っていただけないと治療が進みません。

また、装着はしてもそのままブラッシングなどのメンテナンスをしないまま寝てしまうと虫歯のリスクがかなり高くなります。虫歯になってしまうと、矯正治療が一時中断するだけではなく、最悪の場合装置を装着し直したり、作成し直しになることもあります。せっかく進んでいた治療が後退してしまうとモチベーションの低下にも繋がるため、注意が必要です。

お酒の話ばかりしましたが、お子さんのケース同様に仕事で忙しい人も注意が必要ではないかと思います。装置を装着する時間、メンテナンスを行う時間をきっちりと確保していただく必要があります。

この様に書いてみましたが、もちろん当てはまるからと言って全ての人が上手くいかないというわけではありません。

大切なことは、矯正治療を行う本人がどれだけモチベーションを保って治療を続けられるかが肝ではないかと思います。自分だけでは不安だという人はあらかじめご家族の方の協力を依頼したり、定期的に頑張っている自分にご褒美を用意するのもいいかもしれません。もちろん私達も出来る限りのサポートは行いますし、一緒に寄り添って治療を行おうと思っていますので、いつでも頼りにしていただけたらと思います。長い矯正治療の期間、一緒に頑張っていきましょう。