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院長ブログ
2023.5.6
修了証・認定証について

こんにちは!メープル矯正歯科の山口です。

今回は、歯科医院によく掲げられている修了証・認定証に焦点を当てて少しお話してきたいと思います。

カウンセリングルームや診療室、待合などをよく見てみると、修了証・認定証が掲げられているという歯科医院は少なくありません。おそらく歯科関係の方以外が見ても何のことかわからないため、気付かずに治療を受けているという方がほとんどかもしれません。種類が多いため詳しくは書きませんが、ざっと分類してどの様なものがあるのかを説明していきます。

・歯科医師免許、学会の認定証 、学位記
歯科医師免許は、歯科医師がどこの大学を卒業し、歯科医師免許を取得したのかを証明するものです。また、学会の認定証は、歯科医師が自身の専門分野で継続的に勉強を行っており、その分野の学会から認定されているということを証明するためのものです。学位記はどの大学課程(修士(4年)、学士(+2年)、博士(+4年))を修了したかを証明するものです。どちらも掲げる義務などはないのですが、患者さんの安心に繋がればいいなという思いから掲示しているところも多いです。
  

・セミナー等の参加証明書
歯科の業界では、定期的に材料メーカーや著名な先生がセミナーや勉強会を開催しています。歯科医師自身が今の知識を深めたい、新しい知識を習得したいという思いから自分でセミナーや勉強会に申し込み、日々勉強を重ねています。最近ではオンラインで数時間程度受講するライトなセミナーなどもありますし、中には数日・数か月単位で実施しているものなどもあります。修了証にはどの様なセミナー、勉強会かは詳しく書いていないのでパッと見ただけではわからないと思いますが、舌側矯正やマウスピース型矯正など、特に専門的な治療においてはこういったセミナーでの勉強が治療に役立っています。

この様に、大きく分けて2種類に分類しましたが、どの修了証が良い・悪いということはありません。また、修了証もすべて飾っているとキリがないので、新しいものと入れ替えたりするので知識と同様に、日々更新があったりします。そもそもセミナーや学会に積極的に参加しても、修了証を飾らないという歯科医院ももちろんあります。

私たちもこのセミナーに参加したから安心ということはなく、患者さん一人一人に対してベストな治療が行えるように努力を重ねております。もし院内の掲示物などで気になるものがある場合は、出来る限りわかりやすく説明しますので、いつでも気軽に質問してみてください。