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TREATMENT
NOTICE
矯正治療に伴うリスクの説明
01矯正装置による違和感
装置を付け始めた初期の段階に、頬や舌等に口内炎ができることがあります。口内炎用の塗り薬やホワイトワックス(柔らかいロウ)で装置に覆うことにより、改善していきます。歯が並んできて、装置に慣れてくると症状は落ち着きます。
02歯の移動に伴う痛み
個人差はありますが、痛みがあるのは数日間です。いずれ症状は落ち着いてきます。
03治療期間について
歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が長引く可能性もあります。 装置の使用状況、顎間ゴム(ゴムかけ)の使用状況、定期的な通院等の患者さんの協力が重要であり、治療結果や治療期間に影響します。 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
04むし歯や歯周病のリスク
固定式の矯正装置を装着すると歯磨きがしにくくなります。普段からご自身に合った歯磨きやクリーニングを行うことが重要です。また、歯が移動したことで、隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
05歯根吸収
歯の移動により歯根の先端が吸収され短くなることがあります。吸収はわずかの場合が多く、日常生活には支障が出ない程度です。吸収が進んでいる場合は、歯に加える力を弱める等の対応をして経過をみます。
06歯肉退縮
加齢変化や歯の形態により、凸凹が解消していくと、歯茎が痩せて下がる場合があります。健康上、害はありませんが、処方法としてはディスキング(歯の幅をやすりを使って狭める)をします。
07骨性癒着、神経の壊死
まれではありますが、歯が骨と癒着していて歯が動かないことや歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。対処法としては提携歯科医院と相談して治療をしていきます。
08金属等のアレルギー
まれに症状が出ることがあります。原因の金属が特定できれば、原因金属を含まない装置に取り換えて処置します。
09顎関節症状
顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくいなどの顎関節症状が出ることがあります。 その場合には顎関節治療により対処します。
10装置誤飲の可能性
ブラケットの脱離により誤飲する可能性があります。 使用している材料は人体には無害であるため、誤飲しても問題ありません。
11後戻り
あごの成長発育・加齢・歯周病等により歯を支えている骨が痩せると、かみ合わせや歯並びなどが変化することがあり、保定装置(マウスピース等)を使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。また治療後に親知らずの影響で歯並びに凸凹が生じる可能性があります。