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CLINIC
院長ブログ
2012.9.5
挙式に向けた矯正その後

メープル矯正歯科院長の山口です。

挙式に向けた矯正の続きです。

結婚式前の挙式に向けた矯正を終え、ふと「今頃、患者さんはハワイでの結婚式を楽しんだのかな~??」と思っていたら、
突然、本人よりお電話が・・・。
「先生!!すいません!!リテーナーなくしちゃって、後戻りが心配なので、
予約を早めてもいいですか??(;O;)」とのこと。

よくよく話を聞くと、ワイハーで食事中にレストランのナプキンなどにリテーナー(保定装置でいわゆる後戻り防止装置)をくるんでいたそうで、そのままレストランに置き忘れたそうです(^_^;)
これは、まさにリテーナーをなくす理由No.1です。レストランの店員もリテーナーが入っていると思わず、そのまま捨てられてしまいます。そして電話で問い合わせても「時すでに遅し・・・・」ってなわけです。

後戻りさせたくない人は外出先でも、しっかりケースに入れることが大事です。忘れたとしても、さすがに店員がケースをそのまま捨てることは思いません。リテーナーお持ちのお方は常にケースに入れる習慣を!!

さて、またまたお話を戻しましょう!
いよいよ、上下全体の治療開始です。

リテーナー紛失後1週間の状態で、まずは上あごのブラケットのみ装着から開始~♪。

ワイハー行く直前にブラケットを外した直後と比較しましょう。

一週間でもわずかに前歯が後戻りしていますね。
やはり外した直後はまだ骨が柔らかいので、すぐ後戻りします。残念ですがね(T_T)

歯と歯は骨の中で線維でつながっています。そのためある歯だけを動かしても、その隣の歯もつられて一緒に動きます。引き伸ばされた線維は少なからず元の位 置に戻ろうとします。骨もやはり元の位置に戻ろうとします。つまり新しい位置で歯とも線維も骨も安定させる必要があります。矯正治療後にリテーナーを使用 するのはこれが理由なのです。

その後の治療の続きですが、上あごの前歯の正中が右にズレているために片側のみの抜歯となりました。

正中のズレだけでなく、上あご前歯を後退させたいので、裏側にちょっと複雑な装置が入っています。最初は話しづらいこともありますが、すぐ慣れます。

その後、下あごにも装置つけました。

2週間でも歯が動いていますね。たった2週間ですが、前歯の凸凹も少しづつ解消しています。

余談ではありますが、深イイ~話。
この患者さんは、10月に旦那さんのお仕事の都合で大阪に転勤になるようですが、「大阪に行っても、ジョージ先生のところに通います!!」との嬉しいお言葉。涙ちょちょ切れもんです!くぅ~(川平慈英風)!涙は見せませんでしたが、心の中で猛烈に感動していました(笑)