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CLINIC
院長ブログ
2024.1.30
矯正治療における唇の変化について

こんにちは!
メープル矯正歯科の山口です。

今回は、矯正治療で唇が変化することがあるということについてお話していきたいと思います。

当然ですが顔がそれぞれ違うように、唇の形も人それぞれ違います。中にはこの人のような唇になりたいという理想をお持ちの方も居られるかと思いますし、治療の相談の際にそのような要望を伺うこともあります。

矯正治療では患者さんの歯並びを改善していきます。それと同時に噛み合わせを改善するために上下の歯列の前後左右位置の調整も行っています。そのため、例えば今まで上顎前突(出っ歯)だった方で、歯を後方に移動させた場合、それまで前歯で押していた唇にかかる力が弱くなり、その分唇の形は治療前と変わる可能性があります。上顎前突以外でも唇にかかる力の変化で見た目の変化が起こることは考えられます。

また、直接的な矯正治療の影響とは言い切れませんが、矯正治療で体型が変化することもあります。治療中は少し柔らかめの食べ物を食べることが多くなりがちなので、食欲が少し減退するという方もいます。また、間食をする機会が減ったという方もよく聞くので、体型の変化が起こる可能性は十分にあります。逆に矯正装置が外れてから治療前以上に食べることが好きになり、必要以上に食べるようになってしまうということもあります。人それぞれではありますが、食習慣の変化による顔周りの肉付きなどで唇の見た目が変わることも考えられます。

もう一つ可能性としてあるのが、年齢による見た目の変化です。矯正治療は治療期間が比較的長くなるため、その間に肌のハリなどに関する見た目の変化が起こる可能性もあります。また、治療が終了してから徐々に変化する様子を、治療前と比較して変わったと感じる可能性もあります。

この様に、矯正治療によって唇の変化というのは少なからず起こりえることです。ただ変化の具合は個人差が大きいため、患者さんの要望と少し違う見た目になることもあるということはご了承いただけたらと思います。

歯並びの変化と並行して、見た目に関する変化なども極力ご要望にはお応えできるように努力しますので、気になることなどある場合はいつでも仰ってください。院長に言いにくい場合はスタッフでも構わないので、気軽に相談していただけたらと思います。