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院長ブログ

こんにちは!メープル矯正歯科の山口です。

今回は、特定の人と同じ歯並びになる可能性ということについてお話していきたいと思います。

矯正治療を検討する方なら、少なからず「こうなりたい」とか「ここを治したい」という要望はあるかと思います。人によっては、この女優さん・俳優さんの様になりたいといった具体的なイメージを持っている場合もあります。ただここで、特定の人と同じ歯並びにしてほしいという要望に対して、実現可能かどうかという問題があります。これは、可能な場合もありますし、不可能な場合もあります。では具体的にどの様な違いが出てくるかを紹介していきます。

・歯槽骨の違い
歯を並べるための土台となる歯槽骨は人それぞれ形状が異なります。幅が広い人や狭い人など、歯を並べられる限界はありますので、例えば歯槽骨の幅が狭い人が、幅の広い人と同じような歯並びになりたいと言っても難しい場合があります。

・歯の大きさの違い
あまり注目されにくいところかもしれませんが、歯の大きさも人それぞれ異なります。歯を削って形態修正をすることもありますが、健康な歯を削るということはそれなりにリスクがあるので、不用意に削ることはお勧めしていません。また、親知らず(智歯)があるかどうかでも歯が並べられるスペースに違いは出てきます。

この様に、この人と同じ歯並びにしてほしいという要望を頂いても、それに近付けることは出来ても同じにすることは難しいことが多いです。また、歯並びももちろん重要ですが、矯正治療を専門に行っている歯科医としては上下の嚙み合わせもとても重要視しています。そのため、歯並びを優先して噛み合わせを度外視するような治療は行っていません。治療計画についてはこの様なことも踏まえてしっかりと説明するようにしていますので、わからないことなどはその際にしっかりと質問してください。

また、同じ様な歯並びという観点から、同時期に矯正治療を始めた友達と、歯並びはそんなに違わないのに治療の進み具合が違うと言われることもあります。これに関しても、同じ様に見えても歯槽骨の状態や癖などによって動きやすさが異なっています。また、顎間ゴムなど患者さん自身で着脱していただく装置もありますので、その装置の使用時間での差も大きく影響してきます。そのため、治療期間に差は生じてくることはありますが、急いで動かすことは出来ないため、自分はこのペースで進んでいるのだと思っていただけたらと思います。初めのころと比較すると確実に良くなってきているのは実感していただけるのではないでしょうか。それでも不安な点や悩んでいることがある場合は、溜め込まずにいつでも質問してみてください。

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