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CLINIC
院長ブログ
2012.9.5
成人男性の矯正治療

メープル矯正歯科院長の山口です。

先日、メープル矯正歯科近くの茅場町で開業されていて同じ日本橋歯科医師会リーフ歯科の林準治先生と飲みに行く機会がありました。(と言いますか、年齢も近く、住んでいるのも近くなので、よく一緒に飲みに行ってます(^_^;))

そこで興味深い話になりました。

林先生:「成人女性は美に対する意識が強いから矯正治療する人は多いけど、でも本当は成人男性こそ矯正治療をしなくてはいけない人が多いんだよね。ただ成 人男性は、矯正治療を勧めてみても、矯正治療なんていまさら・・・って思い込んでいる人が多くて、矯正治療をしない人が多い。矯正治療と組み合わせた一般 歯科治療ができれば、総合的により質の高い治療ができ、咬み合わせも良くなり、その後の予後も良くなると思う。今は、症状だけを緩和する苦し紛れの処置し かできないことが多いんだよ(T_T)」っと。

当院でも、最初の成人矯正は100%女性と思い込んでいたのですが、成人矯正第1号は成人男性でした。41歳の男性です。



来院のきっかけは、会社の中にある歯医者で矯正治療を進められたことと奥様からも 矯正やりなさい!と言われたことらしいです。ご本人いわく、もともとネットで調べるのが好きで、日本矯正歯科学会のホームページから仕事場近くの矯正専門の医院を調べて、メープル矯正歯科にたどり着いたそうです。

嬉しかったこととしては、いろいろ話したあと、「治療はここでします。治療内容についてもすべて先生にお任せします。先生がベストと思う治療をお願いします」の言葉。仕事をしていて、こう言われるのは言葉では表現できない嬉しさです。

なかなかの重度の凸凹の症例。上下ともに歯が並ぶ土台の幅が狭いため、非抜歯にて土台を横に広げて歯を並べることにしました。

治療計画としては、①上あごの歯を並べる、②その間に下顎の親知らずを2本抜歯、③前歯の咬み合わせが持ち上がったら下あごの歯を並べる

4か月経過後の写真です。上あごの凸凹も解消し、前歯の咬み合わせも持ち上がってきました。

下あごに装置が付けれる状態までになったので、5ヵ月後、下あごにも装置を付け始めました。

現在、治療開始して9か月が経過しました。下あごも装置付けてから4か月が過ぎ、凸凹の解消も順調です!


ふと林先生との話を思い出し、成人男性の矯正治療の必要性についてご本人に聞いてみました。
そこで会社の男性の同僚から言われたこととして、
「なんでいまさら矯正?そんなに女子にモテたいの?」と言われたみたいです。

もしかしてまだ世間には、成人男性の矯正治療に対してそういう偏見・思い込みが残っているのかもしれませんね・・・(^_^;)
実際、矯正治療に年齢・性別の制限は関係ありません。どなたでも矯正治療は可能です。矯正治療は見た目の改善だけではありません。歯磨きしやすい環境を整え、咬み合わせを改善し、しっかり機能させる。これが矯正治療なんです。

参考までに「日本矯正歯科学会」のHPです。
http://www.jos.gr.jp/

参考までにリーフ歯科の林先生のHPです。
リーフ歯科:http://www.leaf-dental.com/