BLOG|矯正の本音

矯正歯科に関する正しい知識や情報のご提供、医院の活動のご報告などを連載していきます。

2016.07.21

インフォームドコンセントについて

こんにちは。

メープル矯正歯科の山口です。

今日はインフォームドコンセントについてお伝えできればと思います。

「インフォームドコンセント」とは自分が受ける治療について、本人がしっかりとその治療内容を知る権利があるということから生まれた考え方で、医療現場から広がってきたものです。われわれ矯正医ももちろんですが、医療従事者がしっかりと患者さんに治療方針、内容を説明し、その内容にご理解いただいたうえで治療を進めていくというものです。

このインフォームドコンセントを大切にしようということが矯正専門医においても広がってきていて、特に歯科の中でも患者さんと長くお付き合いすることから矯正歯科で大切にされ始めています。

実は少し残念なことではありますが、矯正治療におけるトラブルも起きてきているようです。特に、インビザラインのようなマウスピース矯正や裏側矯正(舌側矯正、リンガル)など特別な技術や経験を要する治療の場合、途中で歯並びを治せなくなってしまったというケースが出てきています。見えない矯正治療は患者さんにとってとても大きなメリットです。そのため、こういった治療方法を選択する方も増えてきていると同時に、歯科医院として単なる患者さん集めの道具となってしまっていることがあるので、しっかりと見極める必要があります。

今回インフォームドコンセントをテーマにしたのは、こういったトラブルの多くが、矯正治療開始前にしっかりと話すことで回避出来ることが多いからです。矯正医と患者さん、あるいはその家族を含めてしっかりと治療方法について話し合い、どういったリスクがあるかも含めてお互いに理解する必要があります。

矯正治療は虫歯治療とは違い保定装置期間を入れると年単位の期間が必要です。その間、骨の成長など計算だけでは測れないものも影響します。非抜歯での矯正治療を計画したとしても、患者さんの不正咬合と噛み合わせの状態によっては後から抜歯が必要になる場合もあります。そのため尚更インフォームドコンセントという考え方が大切になるのです。

メープル矯正歯科では矯正の始まりから終わりまで安心して治療できるよう、治療開始前は特にコミュニケーションをとっていきたいと思っております。また治療が始まった後も気になることが出てきたらいつでも矯正医、スタッフに相談していただきたいと思います。